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跳ね上げメガネは随分昔からあります。サーモントタイプといって、眉のところに黒いプラスティックの付いている、
いかにもがんこな職人風のフレームで、レンズ部分が跳ね上がる形式のメガネフレームが多かったのです。
近年はメタルのスマートで格好の良い、跳ね上げ式のメガネフレームが各社から発売されています。
このページでは跳ね上げメガネの種類やとっても便利な使用法、跳ね上げメガネの特徴などをご紹介してまいります。

跳ね上げメガネの種類と利用法について

跳ね上げメガネには機構的に単式と複式があります。

単式:跳ね上げる部分にレンズがはまり、後ろ側のフレームにはレンズは無く
顔に掛けて支えるだけ。(レンズは1組)

複式:跳ね上げる部分にもレンズがはまり後ろ側のフレームにも
レンズをはめることが出来るようになっているフレーム。(レンズは2組)

百聞は一見にしかず。写真で見ていただけばわかります。

単式跳ね上げメガネとは


これが単式跳ね上げメガネです。最も一般的で種類も豊富な跳ね上げメガネです。
  
前側の跳ね上げ部分に1組、レンズが入るだけですからあまり重くならず、装用感がよいのが特徴です。
(メカニカルな機構部分がつきますので一般フレームよりは少し重たくなります。)
利用方法としては

1、近視で、メガネをはめたままでは近くが見にくい(老眼の)かたには。
  跳ね上げ部に遠くを見るための近視や乱視を矯正したレンズをいれ、近くを見る時には跳ね上げてレンズ無しの状態で見る。(近視や乱視の状態によってお手元の見え方やみやすい距離は様々に変わってきます。)

2、正視など遠くを見るのには何も無しでよく、近くを見るのに老眼の度数がいるかたには。
  近く用の度数を跳ね上げ部分にいれ、近くを見る時はおろした状態で見、遠くを見る時には跳ね上げて(度数のない状態で)遠くを見る。 

以上のような使い方をする事が出来ます。どちらの場合も遠くと近くが全視界で明瞭に見る事が
できますので、(お使いになるかたの目の状態、度数によってはっきり具合は変わってきますが)
遠近両用(累進)レンズに慣れにくいかたや、視野が狭くて見難く感じるかたには
お試しになってみる価値はあると思います。フロントへ入れるレンズを遠近や中近・バイフォーカルなどにすることでまた違った便利さが生まれます。

複式跳ね上げメガネとは


こちらが複式跳ね上げメガネです。
 
単式と違い前側の跳ね上げ部分に1組、後ろ側のメガネフレーム(ベース)部分に1組の計2組(レンズ4枚)が装着できます。(フレームがダブルでレンズも2組ですので重くなります。)

利用方法としては、たとえば

1、強度の近視で裸眼だと近くを見る時に極端に眼を近づけなくては見にくいかたには。
ベース部分に近く用の度数を装着し、前の跳ね上げ部分に、遠くを見るのに必要なだけの度数を入れる。跳ね上げて近くを見(レンズ2枚使用)、おろして遠くを見る(レンズ4枚使用)。

2、遠視で遠くも近くも見にくいかた。
ベース部分に遠くを見るための遠視度数を入れ、跳ね上げ部分に近くを見るための老眼加入度数を入れる。
または、ベース部分に近くを見る老眼鏡の度数を入れ、跳ね上げ部分に遠くを見るのに必要なだけのマイナス度数を入れる。前者は遠くを見る時に、前側の跳ね上げレンズが跳ね上がっている状態になり、後者は跳ね上げレンズが下に降りている状態になります。

3、度つきサングラスとして
ベース部分に近視・遠視・乱視等の度数を入れ、跳ね上げ部分にカラーレンズや偏光レンズを入れる。
トンネルや家の中では前枠をパッと跳ね上げる事が出来、暗すぎて怖いということもありません。

複式のベース部分に室内用の中近用累進レンズを入れ、跳ね上げ部分に弱度の(遠くが見えるように)
近視度数を入れる。跳ね上げ部分をおろして、遠中メガネ。跳ね上げて中近レンズ。などという使い方もできます。

しかしながら、実際には複式はそれほど多く利用されてはおりません。重さが重くなるのと、金額が高くなること
複式跳ね上げのフレームの種類が多くないということから、単式が多くなります。

どんな用途が必要かによって様々なパターンが考えられます。
実際にどんな状況でお使いになるかで、組み合わせるレンズが変わってきます。
おつくりになる前に充分にご相談いただくことが、使い易い跳ね上げメガネをつくるポイントとなります。

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ベストハーフとベターハーフ 


新発想!近視で老眼のかた用のとっても便利なメガネの使い方がベストハーフとベターハーフです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。 ベストハーフとベターハーフ

跳ね上げメガネのこんな使い方。 少し上げ法 


跳ね上げ用のフロントを少しだけ跳ね上げて(できないフレームもありますが。)フロントのレンズを通して(斜めになってはいますが)遠くを見、跳ね上げてできた下方の隙間空間を通して近くを見る方法です。近視眼でメガネなしのかたが使える方法になります。

跳ね上げフレームではないけれど。ディグリーフリップ 


着脱のできる跳ね上げ偏光サングラスのパーツを使って、度数付きのレンズを付けて、普通のフレームを跳ね上げメガネとして使うのがディグリーフリップです。詳しくはディグリーフリップのページをご覧ください。

跳ね上げフレームではないけれど。EZチェンジとシーザーフリップ 


軽くて目立たない着脱式跳ね上げサングラスです。レンズカラーが1色1組のシーザーフリップと2色2組のイージーチェンジがあります。詳しくはこちらのページをご覧ください。

跳ね上げメガネ研究会 オリジナルフレーム&その他 跳ね上げメガネ 


また、当店が加入している跳ね上げメガネ研究会のオリジナルフレーム。優れものですので
是非ご覧ください。 キャノンピース  キャトル  エンボルグ  レゾル 

跳ね上げメガネは構造や形態の異なるものがいろいろ製造されており、バラエティー豊かです。
当店の在庫をご紹介いたします。(売り切れてしまっているものもありますのでご了承ください)
こちらのページからどうぞ。 当店の複式跳ね上げメガネ  

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