ご存じですか?隠れ斜視
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隠れ斜視って何

このごろ、良くテレビの番組で取り上げられている「隠れ斜視」について説明いたしましょう。

この「隠れ斜視」というのは私たちの間での専門用語では「斜位」というもので、もちろん昔から周知のものです。
どういうものかと言いますと、通は両眼でものを普通に見る(融像視)ことができるのですが、
片方の眼を遮蔽すると、ふさがれたほうの眼は視目標物の方に向かわずに、少しずれてしまっている状態。それが斜位です。遮蔽を除去すれば、ふさがれて違う方向を向いていた眼は視目標物の方向を向くのです。

大半の人は斜位を持っています

大半の人は多少の斜位を持っています。
大きくわけると、眼が水平方向にずれる水平斜位と垂直方向にずれる上下斜位があり、
そのずれの量にもよりますが、水平斜位は、眼精疲労に結びつきにくく、
上下斜位は、眼精疲労を引き起こしやすく、場合によったら、時々ものが二つにダブって
見えてしまったりすることもあります。
(ズレが無かったり、少しのかたは、物を見るときに余分な力をいれずに視目標物を捕らえることが出来るのですが、ズレがあるかたは、視目標物を捕らえるのに常に眼筋に力を入れていないといけないわけです。
それが累積すると眼精疲労につながります。上下のズレは眼筋でしっかりとは補正できませんので、より影響が大きいわけです。代償行為として首を傾けたりします。)

当店では検眼において、斜位があるかどうか、あるとすれば、どれくらいか
それをメガネで矯正したほうが有効かどうかということを調べます。
そして、矯正したほうがベター、となれば、それをプリズム矯正という方法で矯正します。
ですので、「自分には隠れ斜視があるのではないか。それが原因で自分は眼が疲れやすいのではないか」
と心配しておられるかたは、当店でメガネをお作りいただければ隠れ斜視の状態を測定しご説明いたします。

丁寧に眼位測定をすれば斜位矯正のプリズム入りとなっているものは
1割を超える位ではないかと思われます。

うまく斜位を矯正したメガネは劇的に眼精疲労を鎮め、ものをはっきりと立体的に見せたりするものなのです。


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